食べているのに栄養失調!?日本の近代栄養失調2021を基礎栄養学的に管理栄養士が解説

栄養

こんにちは、管理栄養士のりくです。

 

今回は栄養の概念や食事の意義、そして近代栄養失調についてです。

 

概念とか意義とか知ってどうするんだよ、、、!

と思われたあなた。

食事や栄養の意義概念を知らないと、なぜ自分が健康に向かうべきなのか、なぜ病気になったちゃいけないのか、改善したくてもなんだかイメージができなくて挫折するなど、健康への機会損失を起こしてしまいます。

今の日本は食べるもので溢れているけど実は栄養失調(=近代栄養失調)になっていると気付いている人はどれくらいいるでしょうか?

栄養失調は食べるものが無いから起こるもの。今の日本ではありえない!

こう考える人が大半です。

 

それでは、食事と栄養の意義概念と、なぜ栄養失調になるのか基礎栄養学的に解説していきます。

 

1、食事の意義

人間に限らずあらゆる動物は

「空腹になると本能的に食事を摂り、生命の維持や生活活動をするために必要な栄養素を補給する」

これが食事の意義です。

特に人間社会では、空腹を満たすだけでなく心の豊かさや精神的な充実の役割もあります。

 

そして、食事というのは

「健康な日常生活を営むための土台となる」

人は食べたもので出来ています。

あなたは、あなたが食べたもので出来ています。

食事はとある一日や短期間が乱れていても、痛みや苦しみを自覚することがないのでおろそかになりがちです。

人は食事や栄養素の過不足が長期間持続して症状が出てきて、ようやく食事の欠陥に気づきます。

痛みや苦しみを伴ってもまだ分からない人もいるくらいです。

これじゃあ、医療費削減はなかなか進みません。

 

そうこうあって、食事って大切!って気づいた人へ

大切なのは食事の改善は気長に取り組み、徐々に改善させること。

です。

 

2、食事効果とホメオスタシス

自分の食生活の悪い習慣をなくそうと、無理に急に変化させると、逆に体調を崩す場合があります。

体は今の状態をなるべく保とうとします。

これをホメオスタシスといいます。

なので、毎日できる小さな事をコツコツと積み上げていくのが成功の鍵です。

 

悪い食生活をしてもすぐに症状が出たり、良い食生活に変えても体調がすぐに変わらないことを 食事効果 といいます。

効果なんてすぐに出てくれよーって気持ちも分かりますが、、、

例えば「カップラーメンを食べた次の日に心臓発作や菓子パンを食べた次の日に糖尿病」とかになってしまうと、めちゃくちゃ困りますよね?

こういったことにならないように、体は食事効果によって守られています。

(ホメオスタシスと食事効果は今回の記事では似た意味の言葉になっています。)

 

3、薬が越えられない壁

健康的な食事は薬と違って、効果はすぐに現れませんが、副作用が無く改善に向かうのが最大のメリットです。

このメリットは、製薬会社がどれだけ時間をかけて、どれだけ莫大なお金をかけても達成できず、薬や製薬会社にとって越えられない大きな壁です。

薬を飲むのはピンポイントで得られるメリットよりも、望ましくないデメリットのほうが多いともいわれています。

頭痛薬を飲むと眠くなるとか。

薬を飲めば何とかなるって思っている人も多いかと思います。

薬というのは、原因を根本的に治すものではなく、その場しのぎ、いわゆる対処療法になっています。

必ずお読みください↓

コーヒーを飲むことも食事の1種ですが、飲みすぎはカフェイン中毒や不安感の増加などがありますし、レバーにはビタミンAが豊富ですが、脂溶性ビタミンであり体に蓄積しやすい栄養素で過剰症があります。

ここで言う、健康的な食事と言うのは、食べ過ぎず過度な栄養素摂取は避け、食べなさすぎず、バランスの取れた食事のことを指します。

 

4、栄養の概念

栄養の定義

実は、栄養と栄養素は意味が違います

栄養は『生命維持や、成長、活動、体温の保持に必要な物質を外から(食べ物から)取り入れて、活用すること』をいいます。

 

栄養素は『取り入れる物質、エネルギーとなる糖質や脂質、筋肉や内臓を作るたんぱく質、体の調子を整えるビタミンミネラル、腸内環境に携わる食物繊維』にあたります。

 

栄養は活用活動、栄養素はその活用活動に必要な物質です。

 

ちなみに、栄養学的に健康とは『摂取した栄養素をスムーズに安定的に生命維持や活動に変換できる状態』です。

 

5、近年の日本の栄養問題

食の安定供給によって食べられないことによる栄養素の欠乏症はかなり減りました。

しかし、問題となっているのは、食べているのに栄養素の欠乏や、エネルギーなどの過剰摂取です。

これを近代栄養失調といいます。

 

手軽に食べられるけど、エネルギー以外の栄養素があまり含まれていない食品として、インスタントラーメンや菓子パン、お菓子などがあります。

これは、血糖値を上げやすい糖質や、酸化した質の良くない脂質や塩分などが多く含まれています。

体づくりやダイエットに欠かせないたんぱく質やビタミンミネラルがないので、これらに頼った食事を続けてしまうと近代栄養失調の原因となります。

 

簡単な例を出すと、

菓子パンには糖質が多いが、それをスムーズにエネルギー変換するのに必要なビタミンB1が不足しています。

菓子パンで糖質を摂れば摂る程、体内でのビタミンB1の消費が大きくなり、糖質のエネルギー変換が上手くいかなくなります。

疲れやすかったりだるさが目立ってきます。

そのままにしておくと、最悪の場合ですが、神経症状や脚気になる恐れもあります。

 

さらに、運動量の低下や身体的や精神的なストレスによって、肥満、糖尿病、高血圧、心臓病といった生活習慣病に拍車をかけています。

こうした、慢性疾患である生活習慣病は食事や運動を整えると確実に防ぐことができます。

慢性疾患:自覚症状が無いままに、症状が徐々に進行し気づいた時には、重症化していて、治療も長期化する疾患の総称

平均寿命が延びるとどうしても慢性疾患のリスクは高くなってしまいます。

しかし、そのリスクを低く、先延ばしにできる方法は食事と運動。

しなければならない事(タスク)の先延ばしは得意なのに、慢性疾患にいつの間にか手をつけていませんか?

病気になる前から、食事や運動を整えて、病気を予防することを一次予防といいます。

 

 

まとめ

  • 食事は生命維持に欠かせない
  • 食事は健康な生活をおくるための土台となる
  • 食事効果のおかげで食生活が乱れても短期的には症状がでない
  • 近代栄養失調、食べているけど栄養失調や、食べ過ぎによる健康被害が増えている

 

以上、参考になれば嬉しいです ^^

それでは、健康第一でヘルシーな毎日をすごしていきましょう ^^

 

登山記録をしているいんすたぐらむ

DELI seeという食事サポートサービスを行っています。
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